◎自律神経失調症について

自律神経は全身の器官をコントロールしています。このためバランスが崩れるといろいろな機能に支障をきたし、さまざまな症状を引き起こします。

〈症状〉
特に思い当たる原因もなく、病院でいろいろ検査はしたが特に悪い所が見つからないのにさまざまな症状が表れます。

慢性的な疲労、だるさ、不眠、めまい、耳鳴り、頭痛、動機、ほてり、多汗、微熱、冷え、肩こり、腰痛、手足のしびれ、口やのどの不快感、生理不順 など 
精神的な症状としては、イライラ、不安感、気力が出ない、憂鬱、感情の起伏が激しい、あせり感 など
複数の症状が重なって現れる事が多い。またホルモンとも密接な関係があり更年期の女性は自律神経失調症になりやすいと言われています。
同じ症状がずっと続くのではなく変わっていくのも特徴のひとつです。


〈原因〉
症状が1人1人違うように、その原因も1人1人違います。いろいろな原因が複雑にからみあっていると言われています。
①生活のリズムの乱れ
②ストレス
③環境の変化
④女性ホルモンの影響  などが有ります。


〈治療〉
鍼灸治療は元来、身体のバランスを重要視する治療法です。1人1人のタイプを見きわめ心と体の両面に働きかける治療を行います。血液の循環を改善し、筋肉を緩め、内臓の働きを整えます。日常生活の注意点などもサポートし患者さんと共に症状が改善に努めます。


※WHO(世界保険機関)でも自律神経失調症は鍼灸治療が有効な疾患の1つとされています。